世田谷ビジネス塾50回記念

染谷 美樹 

1、基本情報

  • 留学先大学名: Bellevue College (http://bellevuecollege.edu/)
  • 場所: 米国ワシントン州シアトルのダウンタウンからバスで25分程度のベルビュー市に所在
  • 専攻: International Business Professions Program
    (4クヲーター制で、1期はビジネスの基礎及びビジネス英語を中心に学ぶ。2期・3期は各自興味のあるクラスを受講、およびインターンシップの準備。4期は企業やNPOでフルタイムのインターンシップ、というプログラム。)
  • 留学期間:2012年9月~2013年8月

2、留学の目的

  • 日本での専攻と異なるビジネスを専攻し、さらに、あえて海外で学ぶことで視野を広げる。
    (将来の進路希望が学者または法曹のため、一つのことだけを学び続けて視野の狭い人間になりたくないと思ったことがきっかけ)
  • ビジネス、研究、等のフォーマルな場で使える英語を身に着け、徹底的に練習する。(アメリカでの大学院進学、および就職も考えているため、その準備の意も含めて)

3、アメリカでの学び、生活を通じて感じたこと

  • 個人を徹底的に尊重するアメリカという国では、自分から動かなければ協調するための場すら見つけることが出来ないと感じた。授業、ボランティア、日常生活等全てを通じて、自分から動くことの大切さを感じている。これは単に主張する、という意味ではない。例えば、手書きでも良いと言われた課題をタイプして提出する等、些細な行動でも、評価される。人と同じである必要はない、と気付いた。また、年齢、国籍、性別という枠を超えて、努力すれば評価され、誰かが協力してくれる土壌がある。
  • 世田谷ビジネス塾で世代・社会的立場の全く違う方々と会い、お話しいただいた経験は、上記のようなアメリカ社会の利点を生かす上で非常に助けになっている。多くの留学生が学生のコミュニティ内に留まる中、社会人のカンバセーションパートナーを得ることが出来たのは、SBJを通して、先人から学ぶ事は成長する上で欠かせないということを実感していたから。

4、グローバル化について感じていること

  • 自分のキャリアにとって、日本が最適とは限らない。英語圏だけが世界でもない。世界中が土俵となり得る。ただし、どこの国を土俵にするにしても、①先人(現存の人に留まらず、本から学ぶものも含めて)や仲間からの学び、②自ら考え、行動すること、の二点は欠かせないと感じている。①に関して言えば、SBJは最適な場所であると自信を持って周りに勧めることが出来る。また、大学での学びというのは先人の知恵の集大成を短時間で知る最適な場所だと思う。大学の講義、ゼミ、先生方との会話から得られるものは大きいと再認識している。
  • 語学が道具に過ぎないということは確かであるが、戦う上で道具があるに越したことはない。また、強くて困ることは無いし、同じ道具ならばより使いこなせるに越したことはない。
  • 世界中に日本より素晴らしいものはたくさんあるが、日本が世界に秀でていることもある。どこの国で働くにしても、日本で育ったこと、日本人であることが強みになることも多々あると思う。例えば、物事を時間通りに進めるというのは日本人の特技の一つではないか。

5、おわりに

  • SBJで学んだ事は多い。豊富な知識と寛大さを持ち合わせた皆様に感謝。

トップページ | 会社概要 | プロフィール | 個人情報保護方針 | お問い合わせ | メールマガジン