世田谷ビジネス塾 第2回 ビジネス書大賞

2016年4月13日
世田谷ビジネス塾

大賞 「逆境を越えてゆく者へ」(新渡戸稲造/実業之日本社)

世田谷ビジネス塾(塾長および代表:古川裕倫/ 以下、当塾)は、第2回 世田谷ビジネス塾 ビジネス書大賞に、「逆境を越えてゆく者へ」(新渡戸稲造/実業之日本社) を選定いたしました。
「世田谷ビジネス塾 ビジネス書大賞」は、当塾が主催する読書会にて紹介された書籍のうち、世界に広めたい日本の良書を選定する事と、後世のビジネスパーソンの知識向上のために順送りしたい書籍を選定する事を目的として発表するもので、今回が第2回となります。
世田谷ビジネス塾は、2008年有志により設立され、これまで無料読書会として月1度のペースで活動を続けてきました。現在では、Facebookにて650名以上のメンバーがおり、毎月の読書会には20~30名程の参加者がいます。あえて規則を設けず、自由な思いで毎月学び合いをしています。参加者は、男女を問わず学生から退職後のベテランまでおり、さまざまな業種やバックグラウンドを持つメンバーが、読書を通してダイバーシティ溢れる議論を行いながら学びを高めあっています。社会人となると、自社の人間だけとの付き合いになりがちな現代において、利害関係のない老若男女が忌憚のない意見を交わし、ビジネスのみならず、働き方、生き方などを語り合っています。
さらに2015年度より、幣塾の兄弟塾として大阪にて堂島読書会も開塾し、そのメンバーは大賞選考委員にも加わっています。
今回のビジネス書大賞は、これまでの読書会で紹介されたビジネス書を元に、当塾メンバーによる一次選考と、大賞選考委員19名による精読・議論を経て選定しました。受賞作および選定理由は、以下の通りです。

第2回 世田谷ビジネス塾 ビジネス書大賞 「逆境を越えてゆく者へ」 (新渡戸稲造/実業之日本社)

gp2【選定理由】本書は、明治から昭和にかけての教育者かつ思想家でもあった新渡戸稲造の著作である「修養」「自警」から再編集された書籍である。現代のさまざまな苦難を自ら乗り越えようとするすべての人々に向けて、激励の言葉と生きる指針を与えてくれる部分を抽出し、編さんされたものである。
最終選考の過程で、「逆境を越えていく者へ」と「京セラフィロソフィ」(稲盛和夫/サンマーク出版)の2冊について選考委員の議論が交わされた。その結果、両書共に現代のビジネスマンにとって有益な示唆を与えてくれる名著であるが、経営者のみならず、幅広い層のビジネスマンに通用する点、失敗を含めた多くの実例を含んでいる点、そして日本人として知っておかなくてはならない事が多く記述されている点等がビジネス書大賞の本来の目的に妥当であると評価し、選考委員総意の元に「逆境を越えていく者へ」をビジネス書大賞に選出した。

第2回 世田谷ビジネス塾 ビジネス書大賞の選考方法

対象:
2012.1~12 および 2014.10~2015.10までに世田谷ビジネス塾で紹介されたビジネス書134冊

選考方法:
1.世田谷ビジネス塾全メンバーによる投票にて5冊を一次選出
2.選考委員 (20~60代までの男女) 19名により、一次選出された全てのビジネス書を精読し最終選考会にて議論し決定

最終選考:
最終選考会は2016.3.19に行われ5時間におよぶ白熱した議論の末、当日参加した選考委員の総意により選出した。
なお、本年以降も世田谷ビジネス塾では対象期間の穴埋めと新規期間を設定した上で、世田谷ビジネス塾ビジネス書大賞を毎年発表する予定です。

選考委員

古川裕倫(世田谷ビジネス塾塾長)
尾鷲一彦(選考委員長)、 村上栄作(事務局長)
(以下 順不同)
田中信一、鈴木博史、岡田森、小島誠生、若月克彦、真崎正剛、黒木資浩、竹内真一、佐伯基憲、守屋雅啓、太田均、黒田真隆、阿隅和美、日高祐子、高戸順一郎、市川修

大賞事務局

村上栄作、廣津佐知子、鈴木博史、松浦正枝、伊藤若菜

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