阪急とタカラヅカを創った小林一三の講演会のご案内

阪急とタカラヅカを創った小林一三の講演会のご案内

大阪と東京で、小林一三に関する講演会を行います。
どちらも阪急文化財団小林一三記念館仙海(せんかい)館長に
ご登壇いただきます。

私は、「世田谷ビジネス塾(無料読書会)」を2008年から
毎月1回駒澤大学大学会館246で行なっております。
また、大阪府池田市で姉妹塾「石橋読書会(無料読書会)」を
2018年から毎月1回行っています。
(世田谷ビジネス塾と石橋読書会については次回メルマガで紹介予定)。
両読書会の特別イベントとして年に1~2度、特別講演会を行なっております。
どなたでもご参加いただけますので、奮ってご参加ください。

【大阪府池田市での講演会】
日時:2020年3月11日(水)18:30開場 19:00〜21:00
場所:池田市石橋1丁目22−15 TMビルB1 TMホール
演題:「池田を愛した小林一三の偉業~地元を応援し街の将来を考えた男~」
講師:公益財団阪急文化財団理事 小林一三記念館館長 仙海義之氏
主催:石橋読書会、小林一三ファンクラブ、東京池田ウォンバット会
後援:池田市
申し込み: https://kokucheese.com/event/index/585436/ 
(紹介者の欄に彩徒然草と描いてください)

【東京都世田谷区での講演会】
日時:2020年3月21日(土)15:30開場 16:00〜18:00
場所:駒澤大学大学会館246
演題:「阪急とタカラヅカを創った小林一三の偉業~東急グループ創始者五島慶太を教えた男~」
講師:公益財団阪急文化財団理事 小林一三記念館館長 仙海義之氏
主催:世田谷ビジネス塾、小林一三ファンクラブ、東京池田ウォンバット会
後援:池田市
申し込み: https://kokucheese.com/event/index/584820/
(紹介者の欄に彩徒然草と描いてください)

【小林一三について】

私(古川裕倫)の最も尊敬するビジネスパーソンが小林一三である。
現在の経営者やビジネスパーソンにとって参考になることが多い。
例えば、一三の残したこんな言葉がある。
「金がないから事業ができないという男は、金ができても事業ができない」 
一三の燃える情熱と高い行動力が偉業を成就させた。

我々なら、「志や行動力がないこと」を「金がないから」と言い訳してしまう。
憧れることや想いを巡らすことは誰にでもできるが、それを行動に移す決断力と勇気が必要である。

小林一三は、明治6年(1873年)、今の山梨県韮崎市に生まれ、
慶應義塾で学んだ。慶應義塾では福沢諭吉の考え方に大いに影響を受ける。
福沢諭吉の功績は教育者として偉大であるが、一三は事業家として功績が大きい。福沢諭吉は、塾生に事業家を目指すよう勧め、それを一三は行動に移した。 
 

三井銀行でサラリーマンをしたあと、明治・大正・昭和と電鉄事業(現在の阪急電鉄)を基軸として多くの事業を興した日本を代表する起業家である。
 

電鉄沿線の住宅地開発や街づくりは、その後の多くの電鉄のロールモデルとなった。当時は他には見られないターミナルデパートを作り、沿線終点に宝塚新温泉を開業させ、そこに女性のみで演じる宝塚歌劇を創立し、電鉄利用客の需要を拡大した。リゾートホテルや都市型ホテルも建設し、電力事業も行い、電鉄以外の収入も増やした。
 

その後、映画や演劇事業に進出、東宝(東京宝塚が語源)を設立し、コマ劇場を作った。
 

沿線事業の一つとして宝塚線の豊中に運動場を作り、外国のチームを招聘したり、現在の高校野球の原点である全国中等学校優勝野球大会を開催したりした。
 

また、プロ野球の原点である職業野球として宝塚運動協会を作り、のちの阪急ブレーブスを保有した。
 

大正末年、当時の東京の財界から声がかかり、東京田園調布の都市開発と鉄道整備に注力し、現在の東急の立ち上げに協力した。
 

さらに当時電力会社が乱立する中、東京電灯(現東京電力)の立て直しにも協力し、電力需要を増やすために、昭和肥料(現昭和電工)や日本軽金属などアルミニウム製造会社を支援した。
 

当時は、一三の会社も自家発電で電車や沿線に電力を供給しており、電鉄会社と電力会社の根本は同じであった。
 

その後、経営の手腕を買われ、昭和15年(1940年)には、第2次近衛内閣の商工大臣となり、戦後は戦災復興院総裁になった。

 
脱サラ人間が、電鉄会社を始め、その後多種多彩な事業を成功させた。
 

確かに鎖国から解かれた明治という新時代という背景はあったにせよ、
これほどまでに変化に対応し、新規ビジネスを構築するという結果を残した人間は稀有である。
単なる強運ではこれほどのことができる訳がない。
それなりの才能と努力があったから成功したのである。
以下が一三の成功の要諦であると私(古川)は思う。

1、若い頃から小説や芝居を愛し、慶應時代には小説を書いた。
  事業を始めてからは、自分でパンフレットやポスター作り、
歌劇の歌まで作詞し、大衆の心をつかんだ。
企画力・創造力が高い。

2、先輩や先人の教えに耳を傾け、
「人から学ぶ」ということを実践してきた。

3、一三は、「書物から学ぶ」ことを実践した。膨大な読書量から、
ビジネスに活用できる多くのヒントを得た。

4、何ごとにも興味を持ち、「なぜ、そうなっているのか」を考え抜き、
「どうなるだろうか」と先を読んでいる。

5、調査できる部分は徹底的に行い、一旦やると決めたら脱兎のように行動する。
スピートと行動力が素晴らしい。

 


【お知らせ】

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※第13期(2020年4月開講)立志塾の申込み受付を開始しました。
  
 ▼第13期の詳細・お申し込はコチラ
  https://saishi.or.jp/risshijuku/apply.html
    (〆切:2月28日(金)まで)

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