「仕事に必要な言葉」(島田精一、かんき出版)

仕事に必要な言葉本HPでご案内している次回のプラチナビジネス塾(2月26日)は、島田精一さんの出版記念会を兼ねます。プラチナビジネス塾に初めての方も、お気軽にご参加下しさい。

島田さんは、私の前職で大先輩であり、メンターの一人でもあります。
仕事の能力が高いのはもちろんのこと、人間力も極めて高い優れたリーダーです。

「仕事に必要な言葉」から失敗ということを考える

そんなリーダーが昨年12月に出版された「仕事に必要な言葉」について、
今日は、仕事上の「失敗」という切り口から考えてみたいと思います。

同書は6章からなり、72個の仕事に役立つ言葉が、エピソードともに
かりやすく説明されています。

第1章 逆境で心が挫(くじ)けそうなときに響く言葉
第2章 いますぐ成果をあげたいときに効く言葉
第3章 20代、30代で覚えておきたい言葉
第4章 部下をもったときに活かす言葉
第5章 人から信頼されたいときに響く言葉
第6章 自分を成長させたいときに効く言葉

72個の言葉のうち「失敗」という言葉が入っているものを抽出してみます。

◆チャレンジして失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れる。
◆シリコンバレーの成功者も平均2回は失敗している。3回目の挑戦に
 立ち向かえる強いハートだ。
◆成功は偶然。失敗は必然。失敗体験からも学べば、成功の確率は高まる。
◆ホウレソウ(報告・連絡・相談)をしないで失敗することがあっても、
 ホウレンソウのやりすぎで失敗する人はいない。

1月5日の日経新聞インタビュー領空侵犯に島田さんの記事があります。
その中にも失敗と言う言葉がたくさん出てきます。

失敗を恐れて
◆意見を受け入れない
◆前向きに行動しない
というのではいけない、という教えです。

ベストセラーとなったファーストリテイリング柳井正会長の
「一勝九敗」(新潮社)も同じです。

釈迦に説法ですが、
「ただ負けろ」「負けても仕方がない」というのではなく、
失敗を恐れず前に進め、仮に失敗してもそれを糧(かて)として
更なる飛躍をせよということです。

なぜ失敗したくないか?

自分の身がかわいいというのが一番大きな理由です。
会社のことを思って働いているのか、自分のためだけに働いているのか、
という違いとも言えます。
面倒くさいことにかかわりたくないという日和見的な考えもあるでしょう。

新しいことに挑戦しない人や決断しない人もほとんど同じ理由です。
新しいことをやると失敗するかもしれないと思うから。
検討だけをして決断しないのなら、失敗はしないから。

(結論の先延ばしは、失敗ではないと考えがちですが、
実は違います。ここについては、また後日)

幕末の頃、藩費で江戸留学をしていた長岡藩(新潟県)の河井継之助は、
自分の藩に提案書を出したところ、留学の身分で藩に物言うことなど
けしからんということで、藩に戻っての蟄居を命じられました。

こんなことは今の世の中ではありえず、多少の失敗をしても
どうということはありません。

失敗の事柄だけを見るのではなく、あなたの姿勢(積極性・行動力)を
見いる人は必ずいるものです。

素晴らしい経営者と言われている人などは、ほとんど全員過去になんらかの
失敗をしているものです。

失敗したことがないと言っている人で、経験豊富な人なんぞいません。
失敗したことがないと言っている人は、失敗を言いたくないか、
もしくは何事してきていない経験不足かのどちらかです。

優秀な上司は、失敗を事柄として見つめ、それを投資と考えます。
そして失敗は責めても(失敗した)人は責めません。

念の為、前向きに仕事に取り組むからこそ、失敗も許されるのです。
ルール違反や報告不足での失敗はいけません。

締め

前むきに仕事に取り組んでいるのなら、失敗を恐れないこと。
むしろ、失敗を恐れ何もしないことは、悪であると知っておく。
失敗は、自分や会社の糧として、更に自分を高める。
(部下の)失敗の事柄を学び、人を責めない。

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