佐藤一斎(11)過去の反省はするが・・・

昨の非を悔(く)ゆる者はこれあり、
今の過ちを改むる者はすくなし。
(言志録43)

(現代語訳)
過去の失敗を後悔するものは多いが、
現在の失敗を改めるものは少ない。

(コメント)
過去の失敗をくよくよしても始まらない。
それを糧にして、今の仕事に生かして、
現在の仕事を進めるべき。そのためにも
今行っていることが正しいかどうか、
素直に自問したり、部下からの声を
聞いたりすることである。

過去の失敗を認めない上に、現在の
仕事の進め方に反省をしないのであれば、
もっとひどい。おそらく、将来のことなど
正しく意志決定できない。先例を踏襲するだけか、
意志決定を先送りするだけだろう。

将来の失敗を恐れて決められないものは多い。
意思決定とは、将来の不確定要素を踏まえて
行うもの。

この一斎の言葉からすぐに連想することは、
「昔もっと勉強しておくべきだった」という
「しなかった」ことに対する反省の弁である。

私も過去の勉強不足は否めないが、
これを言っても始まらない。そんなことを
思う暇があるのなら、今から始めることだ。

一斎の有名な言葉に、次がある。
「少にして学べば、壮にして成すことあり。
壮にして学べば、老いて衰えず。
老にして学べば、死して朽ちず」

少年時代に勉強を始めれば壮年になって
成功することがある。
壮年で始めれば、年を取っても衰えない。
年を取って始めたら、
生き方や考え方は死んでも朽ちない。

古雀

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