古川裕倫の「いろどり徒然草」6月号

私(古川)が人生で最も嬉しかった日
〜役員となった立志塾卒塾生〜

一般社団法人彩志義塾が運営する「立志塾」は、
女性管理職・役員育成のためのオープンセミナーです。

毎月1回土曜日開催で、6ヶ月ワンクール。

その間に6冊の課題書を読み、プレゼンを行い、
事業計画やM&Aとは何かなどの講義を受け、
毎回、現役として活躍中の女性役員ゲストのお話を伺います。

また、立志塾では、初登壇の女性役員ゲストを
迎えて、ホームカミングを行なっています。
現役生に加えて卒塾生も参加できる、いわば同窓会です。

4月9日のゲストはいつもとはちょっと違いました。
普段は実社会で役員や執行役員として活躍中の
ゲストをお迎えしていますが、今回は、過去に
立志塾に塾生として学んでいだ女性がプロパー
役員となってホームカミングに来てくれました。

窪田礼子さん(立志塾第4期生)。
現在日本駐車場開発株式会社(東証プライム)
の取締役財務経理本部長。1984年生まれ。同社
には若い役員もいますが、ベテランの取締役もいます。

窪田さんは、会社の成長とご自分のモチベーシ
ョンラインを一表に重ね合わせて、プレゼンを
スタート。同社は、現社長が一人で1987年に創
業。その後、2003年にJASDAQ上場、2004年
に東証2部、2005年に東証1部へと急成長。

限られた人数で、あれもこれもやらなくてはい
けない激動の時期に自分の成長があったそうで
す。また、示されたパワーポイントを見ると、
今のモチベーションレベルが一番高いのが分かりました。

プレゼンでは、次の7箇条をご自分の想いと哲
学として紹介されました。
1、あいさつが大切 
2、走る(気分転換をする)
3、変化を恐れず、変化を楽しむ
4、易しい道と険しい道があれば、後者をとる
5、目的、ゴール設定は自分で決める
6、チャンスは自分でつかむ
7、自分の限界を自分で決めない。成長には修羅場がつきもの。

フムフムと大きく頷き、メモを取る現役生と卒
塾生。オンラインの卒塾生も話に聞き入ってい
ました。その後、卒塾生を含めた質疑応答があ
り、リアルで懇親会も行いました。

私(古川)は、塾生が役員になって、後輩に語
ってくれる日が来るのをずっとずっと待ってい
ました。コロナ禍休みを加えると、6年以上待
って、やっと実現しました。
私の人生で、最も嬉しい日でした!!!


【お知らせ】

1.女性社外取締紹介事業

 ▼詳細
  https://saishi.or.jp/recruitment.html

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

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※第15期(2022年7月開講)立志塾の申込受付中。
  
 ▼第15期の詳細・お申し込はコチラ
  https://saishi.or.jp/risshijuku/apply.html
    (〆切:6月30日(木)まで)

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世界で一番ワクチン接種率の高い日本国にしよう 〜日本の美しい心で、日本とため世界のために〜

世界で一番ワクチン接種率の高い日本国にしよう
~日本の美しい心で、日本とため世界のために~

【ワクチン接種に対する個人の決断】

 今は、ワクチン接種を一刻も早く広く推進することに専念すべき
であるが、いずれ日本にも遠からずやってくる高止まり、接種率の
飽和点についての提案である。

 ワクチン接種券にも厚労省ホームページにも「義務ではない」と
ある。確かに、世界でもワクチン接種に反対するデモもあるし、日
本で「義務ではないから、打たない」という主張もあっても不思議
ではないし、それを義務化すべきとも私(古川)は思わない。

 しかし、義務ではないが、周りの人に迷惑をかけないという他人
に対する思いやり、優しさも必要である。言うまでもなく、日本文 
化には「利他」という美しい精神があり、他人を思い、地域を思い、 
国を思う人も多いであろう。

 自分のためだけの権利主張ではなく、人として他人に対してどう
すべきかとの社会的な責任もあるのかと思う。

 接種したくなければ構わないが、外出して自分が感染しない・他
人に感染させないという行動もとるべきである。もし、接種しない
のは権利であり、外出するのも権利であるとすれば、権利ばかりの
主張である。

 コロナ禍は、一国の問題ではなく、どの国の感染率が高い、どの国
の発症率が低いなど、世界中で他国の動きを注視している。

 そんななかで日本の接種比率が世界に抜きん出て高くなり、もしそ
れが成果を出せば、世界も注目する。もし、高接種率イコール低発症
率が実績となって表われるならば、世界もそれから学び、世界の接種
比率が上がり、結果、世界に貢献できるのではないか。

 金子みすゞの「みんな違って、みんないい」は、ダイバーシティの
基本と私は思っており、それには大賛成である。しかし、考えは違っ
ても同じゴールを目指す場合もある。グローバル企業などは、文化や
人種の違いを超えて、会社ミッション・ビジョン・バリューを持って
、同じ方向に進んでいる。このような危機の時に、各自の考えは違っ
ても、行動が同じ方向になってもまったく構わないと私は思う。

 日本の発症率は主要国に比べて低い。それは「利他」を考えて行動
する昔の日本のよさが現れているのではないか。ぜひ、そうあって欲
しい。各自の考えは大切にしながら、同じゴールを目指す行動をとっ
ていただきたいと考える。

【企業が貢献できること】

 日本文化を考えると、日本人は地域や組織への帰属意識が高い。昔
は「●●村の誰々」であり、今では「●●会社の誰々」である。

 帰属意識の高い日本だからこそそれぞれの会社でガイドラインを決
めて欲しい。我が社は、「接種に関し、こうする」とのガイドライン
を社員に求めて欲しい。ワクチン接種が今時、義務であると言う経営
者はいないだろうが、例えば、「ワクチン接種が終わっている人は出
社していい、終わっていない人はテレワークとする」と会社の方針と
して打ち出せばいい。

 実際に海外でも日本でもこのような会社方針を打ち出している会社
もある。 

 ある経営者にこの提案をしたら、「マスコミに、ワクチン接種を強
制していると、バッシングされるのが怖い」との返事があった。これ
でいいのだろうか。

【国やマスコミが考えるべきこと】

(1)世界とは違って、なぜ日本では広域検査ができなのだろうかと
   言う疑問に明確な回答がされていない。安倍前首相が、広域検
   査を充実させると発言したものの、熱などの症状がないと今も
   公式検査は受けられない。最近の新聞情報では、「隠れ陽性、
   市中で増加」とある。

(2)なぜ日本製ワクチンができないのかという素朴な質問にも答え
   がない。

 今のコロナ禍が去っても、50年後、100年後、200年後には
また新たな疫病のリスクにさらされてもおかしくない。

 50年後も200年後も、日本が同じ問題を抱えていていいはずがない。

 今は、接種拡大に注力して欲しいが、感染拡大が一段落したら、ぜ
ひこの2つの課題に取り組んでいただきたい。

 新型コロナウイルス感染症が発生してからしばらくして、大阪吉村
知事が地元でワクチン製造を考えていると発表し、その後2周、3周
遅れであるとも聞いた。

 マスコミも枝葉末節のバッシングではなく、真摯にこの課題に取り
組んで欲しい。なぜ、日本でワクチン開発ができないのか、将来も同
じように開発できないのかと、課題を明確にして、勇気を持って大き
な問題への取り組みとしていただきたい。

 ちなみに、この2点について、自民党の総裁選挙でも、野党からの
提案にも、何ら触れられていないのが、残念である。

以上


【お知らせ】

1.女性社外取締紹介事業

 ▼詳細
  https://saishi.or.jp/recruitment.html

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

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※第14期(2022年1月開講)立志塾の申込み受付を開始しました。
  
 ▼第14期の詳細・お申し込はコチラ
  https://saishi.or.jp/risshijuku/apply.html
    (〆切:11月30日(火)まで)

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古川裕倫の「いろどり徒然草」1月号

女性社外役員紹介業を始めました

一般社団法人彩志義塾は、女性取締役・女性監査役に特化した
有料人材紹介業を開始しましたので、ご案内します。

 彩志(さいし)義塾は、2013年に設立され、ダイバーシティ、
特に女性活躍推進に注力しております。

 弊社は、「立志塾」という女性幹部育成のためのオープンセミナーを
12期継続しており、100名を超える卒塾生がいます。
多くが次世代を担うリーダーとして企業で活躍しており、
昨年は卒塾生の一人がのプロパー取締役と選任されました
(日本駐車場開発株式会社、東証1部)。

 総論では、我が国の女性活躍推進は、欧米に比較して大いに見劣りしており、
2020年7月現在で、生え抜き社員から女性取締役を選任している上場会社は
200社強であり、上場会社全体の10%にも達しません。
そこで、「助っ人」として、上場会社全体の約4割が女性社外取締役を登用しています。

 女性役員の登用は、社員のロールモデルともなり、
職場の活性化や企業内で裾野の広い女性人材の育成にもつながります。

 また、近年日本企業に投資をしている英米系の大手資産運用会社が、
日本企業に多様な人材登用を求めるようになり、女性役員登用がないと、
株主総会での取締役専任にも反対することを表明しています。

 彩志義塾の人材紹介事業の内容は以下の通りです。

 女性社外役員を目指す人材、女性社外役員を登用したい企業をご存知の方は、
個別ご連絡をお願いいたします。
  
                記

1、サービス: 女性社外役員(社外取締役・社外監査役)の有料紹介
2、特徴  : 女性会社役員・経営者、女性弁護士、女性有識者・学識者などのスペシャリストをご紹介できます
3、問合せ先: 一般社団法人彩志義塾 女性役員紹介担当
        〒107-0062 東京都港区青山2-15 ウィン青山2階E           
        info@saishi.or.jp 
        090-2432-2799 , 03- 5244-5696 古川裕倫 
4、社外役員候補者:
  ・現役メーカー執行役(東証1部メーカー社外取締役兼務)
  ・現役弁護士(東証1部サービス会社社外取締役兼務)
  ・元IT会社執行役員(東証1部メーカー社外取締役兼務)
  ・現役米国サービス会社日本代表 

以上 


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古川裕倫の「いろどり徒然草」12月号

今年最も嬉しかったこと
~みちのく立志塾誕生~

今月も引き続き、小学生の作文のようなタイトルである。

先月号の「いろどり徒然草」では、一般社団法人彩志義塾が運営する女性活躍推
進のオープンセミナー「立志塾」の第4期生が、東証一部上場会社の取締役に就
任し、私(古川)の過去30年で最も嬉しかったこととして紹介させていただいた。

来年4月から盛岡で「みちのく立志塾」がスタートする。盛岡を拠点とする人材
育成のaiビジネス代表の中村夢美子さんが発起人であり、私もお手伝いさせてい
ただいている。

なぜ、女性活躍推進なのか。

1、明治当初からたった140年で、人口が3千万人から1億2千万人の4倍に急
増したが、今後は少子高齢化で働き手が減少していく。急増から急減に変わるの
に、同じ仕組みでいいのか。よって、自由な働き方(副業OKを含む)、女性活躍
推進、定年制度廃止を提言してきたが、その一環である。

2、過去男性が働き手の中心であったが、いわゆるダイバーシティとして、外国
人、女性、高齢者、しょうがい者の活用が叫ばれているが、国際化の進んでいな
い日本企業での外国人登用は易しくはない。

3、「女性は結婚などで辞めることがあるから、男性がいい」と古い体質の企業
は言うが、今は、男性も転職が増え、過去のようにずっと会社にいるわけではな
い。女性も「腰掛け」ではなく、一生のキャリアとして仕事に取り組む時代となった。

4、GAFAに代表されるグローバル企業は、ダイバーシティを踏まえて、文化・
思想が違う人材を理念経営で束ねて生産性の高い働き方をしている。男性志向
の日本企業では、グローバル企業に勝てない。 

5、「ダイバーシティ経営をやっていますよ、それなりに」と言う日本企業が多
いが、どこまで本気であるのか。古い言葉となってしまったが、「本音と建前」
のギャップをそろそろ真面目に考える必要がある。「2020年に女性管理職比
率を20%にする」と言う女性活躍推進の国家的目標は、どこに行ってしまったのか。

「みちのく立志塾」は、4回(4ヶ月)がワンクール。目的は、管理職や幹部を
目指す女性の育成。参加者は、毎月の課題書について発表し、毎回プレゼンを行
い、経営に関する講義を受け、実社会で活躍している女性ロールモデルから学ぶ。

確かに、女性の側にも課題はある。男性にはないとは言わないが、
「コンフォートゾーン」から脱却しようとしないことが最も大きな課題である。
今までやってきた仕事で満足して居心地がいい、新しい仕事に挑戦したくない、
昇進もしたくない。ここを立志塾で徹底的に議論して、気づきを得る。

他社・異業種の人間とセミナーを共にすることにより、「自己開示」をして
相手との距離を縮める。職場でも、同じことをすればいい。本音ではなく
「よそいき」の格好をしている人がどれだけ多いことか(私もそうでした)。
男性から聞けば、セクハラかも知れないが、女性側から自己開示をすればいい。
自分の失敗・弱点や課題を言っておけばいい。

男性管理職に、自分の部下の男性と部下の女性にどれだけモノが言えているか
と尋ねると、圧倒的に女性部下にモノが言えていない。これで日本の将来は
大丈夫かと思うことがある。東京立志塾に登壇いただいている女性ロールモデルが、こう言っている。

「男性もそうだが、女性も人生で自分の経済的基盤を持つことである」。

人に頼るだけではなく、福沢諭吉が言うように「独立自尊」の精神を持って、自分の未来を自分の手で切り開いていただきたい。


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古川裕倫の「いろどり徒然草」11月号

ここ30年で最も嬉しかったこと
~立志塾卒塾生の取締役誕生~

小学生の作文のようなタイトルであるが、小学生では
「ここ30年」とは決して付けられないだろう。

私(古川)は、31年間のサラリーマン生活
(商社23年、タレントマネジメント事務所7年、ITベンチャー1年)を卒業して、
「世田谷ビジネス塾(SBJ)」という読書会を地元貢献の一つとして始めた。
良書を紹介しあい、議論するのであるが、今月で135回、足掛け12年である。

それを通して、2つの課題を私なりに感じていた。
日本の国際化とダイバーシティの問題である。国際化の件は別の機会に譲るとして、明治当初からたった140年で、人口が3千万人から1億2千万人の4倍に急増したが、今後は少子高齢化で働き手が減少していく。急増から急減に変わるのに、同じ仕組みでいいのかが私の疑問であった。よって、自由な働き方(副業OKを含む)、女性活躍推進、定年制度廃止を提言してきた。

女性活躍推進では、
「2020年に女性管理職比率を20 %にする」
と言う長年来の目標は「夢のまた夢」となり、極めて残念。
プロパーの女性役員がいる上場会社はまだまだごく僅かであり、
概ね社外役員として「助っ人」登用しているのはご存知の通り。

誠にささやかではあるが、対策の一つとして
一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)を2013年に創立、
「立志塾」という女性管理職・幹部育成のオープンセミナーを行ってきた。

おかげさまで、半年(6回)ワンクールで、12期生までで約100名の卒塾生がいる。ある大手マスコミ系企業にも立志塾の仕組みをパクっていただき、嬉しい限りである。立志塾のウリは、現役の女性役員に毎回来ていただき、失敗談や志を語っていただく「ロールモデルによるラウンドテーブル」。

立志塾第4期生の窪田礼子さんが、先月の
日本駐車場開発株式会社(東証一部)の株主総会で取締役にされた。
抜擢する会社もエライ!
待ちに待った卒塾生の取締役就任であり、私にとっても望外の喜びである。
これからも卒塾生からたくさんの取締役が生まれてほしい。
理想系は、卒塾生にラウンドテーブルを行ってもらうこと。
できれば6回すべてをしてほしいところであるが、果たして66歳の私が生きている間にそういう世の中になるのか、それともあの世からしか見れない「夢のまた夢」なのか。

(追伸)来年4月から盛岡で「みちのく立志塾」がスタートする。こちらも誠に嬉しい話である。


 ▼「立志塾」受講者の声
  http://saishi.or.jp/risshijuku-voice.html

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